JCAABE会員の皆様、明けましておめでとうございます。当団体は良質な建築、美しいまちづくりを目指し、設立3年目となったわけですが、当団体の認知も拡がり、様々なところからご依頼、ご相談をいただくようになってきました。特に文部科学省の2019年度「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」(地域課題解決実践カリキュラム)において、当団体の「まちづくりファシリテーター養成講座事業」が採択されたことは、当団体の信頼性や方向性に対して一定の評価を受けたという意味で大きいと考えております。これは1年半の事業で、まちづくりファシリテーターを育てる講座を建築系の高等教育機関で実施すべく、調査・分析・テキスト作成・実証講座をする事業で、結果として教育機関と行政、住民、専門家を繋げる活動となるため、様々な展開が考えられます。今後、会員の皆様にご協力をいただく機会が出てくるかと思われますので、よろしくお願いいたします。
当団体は、建築・まちづくりの専門性を表示する資格とそのための研鑽を行うことを主軸にしておりますが、この専門性を明らかにすることは、発注者や住民の自主的活動における判断材料の提供という意味で、今後ますます大切になってくると考えています。その意味で、認定まちづくり適正建築士、ADR調停人の資格の輪を広げていくことは、日本が成熟社会に向かう中で大切な運動とも言えます。次回の認定まちづくり適正建築士セミナーが3月8日9日に実施されます、まちづくりに興味のある建築家、建築士にお声かけいただければ幸いです。また3月8日17:00~にJCAABE会員総会と懇親会を行います。まちづくりは横のネットワークが大切です。是非、ご出席いただき、意見交換、交流をしていただければと存じます。
この一年、皆様にとって意味ある年になることを心から願い、新年のご挨拶とさせていただきます。
代表理事:連健夫