【講演会開催のお知らせ】「転⽤的・迂回的 ―建築の両義性について」〜建築家/日本大学理工学部建築学科教授 古澤 大輔先生〜
建築家/日本大学理工学部建築学科教授 古澤 大輔先生の講演会を、下記の通りZOOMにて開催しますので、お知らせ致します。
異質なるものを肯定しあえる寛容な世界へ近接する為の⽷⼝を、〈転⽤〉という建築的⾏為に⾒出したい。〈転⽤〉といえば、リノベーション(renovation/改修)やコンバージョン(conversion/⽤途変更)といった⽤語を想起させるが、ここでの〈転⽤〉は、否定形の接頭語が付されたダイバージョン(diversion)であって、想定外な⽅向へと⼀旦「迂回」させるような⾏為を指す。そしてこの「迂回」こそがダイバーシティ(diversity/多様性)、つまり想定内と想定外という相反する事象が同居した両義性を担保させるものである。⽭盾を包摂した両義的な状態が持つ豊かさに近接すること。それが「建築の力」だと考えている。
<講演会について>
- 開催日時 : 7月18日(金) 17時〜18時半
- テ ー マ : 転⽤的・迂回的 ―建築の両義性について
- 定 員 : ZOOM方式 100名
- 参 加 費 : 無料
- 参加申込 : 参加申し込みは、こちらのリンクからZOOMへの登録をお願いします。
<古澤大輔先生のご紹介>
建築家 日本大学理工学部建築学科教授 リライト_D取締役
略歴
1976年生まれ。2000年東京都立大学工学部建築学科卒業(藤木隆男研究室)。2002年東京都立大学大学院博士前期課程修了(小泉雅生研究室)。2002年メジロスタジオを設立(2013年、リライト_Dに組織改編)。2013年~日本大学理工学部建築学科。現在、日本大学理工学部建築学科教授。一級建築士。博士(工学)
主な受賞
JIA日本建築大賞(2020年)、日本建築設計学会賞(2020年)、JCDデザインアワード金賞(2015年)、日本建築学会作品選奨(2012年)、SDレビュー朝倉賞(2011年)など。
主な作品
下高井戸の産婦人科(2020年)、古澤邸(2019年)、中央線高架下プロジェクト・コミュニティステーション東小金井(2014年)、アーツ千代田3331(2011年)など。