大原ひなた(早稲田大学人間科学部3年)
『建築系のためのまちづくり入門』を拝見し、特に印象に残った点は3つあります。印象に残った点の1つ目としては、本のデザインと構成が挙げられます。全ての章に表や図及び写真が取り入れられており、まちづくりファシリテーターの実際の働きを示す漫画も掲載されていたため視覚的にもとても理解しやすいと感じました。
印象に残った点の2つ目としては、まちづくりファシリテーターに欠かせないワークショップの手法や事例についての説明が多く記載されていることです。以前まちづくりワークショップにも参加をさせていただいたのですが、その際に行われていた方法の意図を学ぶこともできたため理解がより深まりました。
印象に残った点の3つ目としては、SDGsや不動産など建築に関連する幅広い事例の紹介がなされていることが挙げられます。大学にて建築系の勉強をする中でも、建築系の知識のみではなく他の知識も必要であると痛感することが多々あります。この『建築系のためのまちづくり入門』では、建築系に必要な幅広い知識を学ぶことができると考えられます。今後求められる「T字型人材」を目指すためにも、ぜひ建築系の学生の方に読んでいただきたいと思いました。