新年、明けましておめでとうございます。おかげ様にて良質な建築・美しいまちづくりのために設立された当JCAABEは、認定まちづくり適正建築士及びADR調停人の正会員は40名を超え、法人会員の登録もあり、軌道に乗ってまいりました。認知も少しづつですが確実に拡がってきており、行政からの訪問や問合わせ、メディアからの取材もでてきました。今年度は全国組織の体制づくりとして、各支部設置の下地を整え3月5日の第一回総会※にて、会員の皆様方へご紹介をする運びとなりました。
日本は成熟社会に向かっているとは言え、その制度や仕組との間にギャップが生じており、建築やまちづくりのトラブルは増え、また「良質や美しい」といった定性的判断の仕組は発展途上の状態です。この仕組づくりと人材不足を解決すべく設立された当法人は、様々な形の活動や支援、行政や既存団体との連携が期待されています。これには会員自身の多彩な活動と共にそれを支援する当組織のネットワークが、それを実現に繋げることなると考えています。
海外でベストセラーになっている「生きがい」をテーマにした本によると、沖縄での高齢者への調査から、「好きなこと、得意なこと、社会に関わること、収入があること」の4つの要素を取り上げています※。考えてみれば、良質な建築・美しいまちづくりは、それを利用する人の公益的生きがいの場を作ることであり、それを作る専門家自身の生きがいにも繋がるような気がします。会員の皆様には、公益的生きがいづくり活動を、是非よろしくお願い致します。
※総会・懇親会:3月5日16:30~19:00 場所:日本建築家協会JIA館1F建築家倶楽部
※「外国人が見つけた長寿ニッポン幸せの秘密」エクトル・ガルシア、フランセスク・ミラージェス著、斎藤慎子訳、(エックスナレッジ)
代表理事:連健夫