認定まちづくり適正建築士とは?
良質や美しいといった定性的な判断基準は、専門家をまじえた協議調整が必要です。
これには建築の専門性のみならず、都市計画やまちづくりに関する知識、多様な意見をまとめるファシリテート能力をもった建築士が求められます。
また行政は、まちづくり条例策定をする場合、専門家に支援やアドバイスを求めます。
こういった場面で、認定まちづくり適正建築士の能力が求められます。
この資格は、一般社団法人 日本建築まちづくり適正支援機構が認定するものです。
認定まちづくり適正建築士になるメリット
建築やまちづくりの専門家としてまちづくり条例に沿ったコンサルタントや審議会等の協議調整の関わる可能性が拡がります。専門家派遣制度を設けている行政では、専門家リストに資格記載できるものがあり市民や行政が選ぶ手掛かりとなります。建築士といっても市民には特徴や専門性が分からないので、第三者に分かる能力表示の意味合いがあります。
具体的メリットとして、以下のものがあります。
- 建築系まちづくりの専門家として、「認定まちづくり適正建築士」を名刺への記入や行政の専門家派遣制度のリスト記入いただけます。
- 住民からの指名や行政相談・アドバイスの手掛かりとなります。
- JCAABEに行政や関係団体からの要請があれば、ご推薦いたします。
- JCAABEのホームページに認定まちづくり適正建築士と記載いただけると共に、ご自身の実績や活動をご紹介可能です。
- ADR調停人推薦の基礎資格として、公的仕組みと繋がります。
「認定まちづくり適正建築士」の認定資格を取得する方法は?
4つのセミナーをオンディマンドで受講いただきます。(各2時間の講義動画)
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セミナー①「都市計画と住民参加のまちづくり/歴史と概要、その意味」
野澤康(工学院大学教授・JCAABE特別顧問)
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セミナー②「分権まちづくりにおける法律と条例の関係/具体的まちづくり事例から考える」
松本昭(チームまちづくり・JCAABE理事)
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セミナー③「まちづくりにおける建築士・建築家の役割/多様な立場、事例紹介」
三井所清典(建築家・JCAABE特別顧問)
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セミナー④「ファシリテーターとしての建築士・建築家/日本版CABE、事例紹介」
連健夫(建築家・JCAABE代表理事)
セミナー費用:38,000円
(※)認定まちづくり適正建築士の認定者は、入会金と初年度の会費は免除され、正会員として登録されます。
(※)受講の条件
一級建築士に加え、下記のいずれかの資格をお持ちの方。
登録建築家・専攻建築士・技術士・宅建士・司法書士・博士号・ADR調停人・ヘリテージマネージャー・JIA文化財修復塾修了者・一級建築施工管理技士・福祉住環境コーディネーター・再開発プランナー・設備一級建築士・構造一級建築士、既存住宅状況調査技術者、これ以外の資格で当理事会の承認を受けた者

認定証のイメージ
認定まちづくり適正建築士、取得プロレス
- 申込:当ホームページのお申し込フォームからお申し込みください。
- 受付・審査:審査後に事務局から受付と受講料お振込のご案内をいたします。
- 受講料支払:38,000円をお振込みください。
- 講義動画・テキスト配信:講義動画のURLとパスワード、テキストがメール送付されます。
- 受講・レポート作成:セミナー①~④の講義録画を視聴いただき、各セミナーの感想レポート(200~400文字)を作成し、事務局にメール送付ください。
- 審査:審査後に事務局から口頭試問の日程調整メールが届きます。
- 口頭試問:オンラインZOOMで担当講師と口頭試問(30分)を行います。
- 認定まちづくり適正建築士:審査後、認定の合格メールが届き、登録、新カード発行、ホームページへの掲載が行われ、認定まちづくり適正建築士として活動いただけます。
ご不明な点がありましたら、お問い合わせ下さい。